初日の出をきれいに撮るコツ|白く飛ぶ・小さく写る原因と直し方
公開 2026年7月5日
一年のはじまりに拝む初日の出。ところが撮ってみると、太陽が白いかたまりになって空の色が消えたり、豆粒みたいに小さかったり——。原因は明るさの自動調整とレンズの画角です。年に一度のチャンスなので、段取りまで含めて準備しておきましょう。
※季節の被写体です。元日の日の出時刻は地域で異なるので、前日に確認しておきましょう。
明るさを下げて、朝焼けの色を残す
暗い時間帯は、カメラが画面を明るくしようとして、太陽とそのまわりが白く飛びます。太陽の近くの空をタップして、太陽マークを下にスワイプし、目で見た朝焼けのオレンジが戻るまで明るさを下げましょう(→ 明るさ調整のやり方)。手前の人や景色は暗いシルエットになりますが、それがむしろ主役になります。
シルエットを主役にする
初日の出の名脇役は、手を合わせる人・家族の後ろ姿・鳥居や木々のシルエットです。空の色に対して真っ黒に浮かぶ形は、太陽が小さくても写真に物語を与えてくれます。逆光を「困りごと」ではなく「演出」として使う撮り方です(→ 逆光の直し方)。
構図は水平線とひかりの道
水平線・地平線は、グリッド線を出して三分割法の下の横線に合わせると、空の色をたっぷり見せられます(傾き注意→ 風景写真の撮り方)。海なら、太陽から手前へ伸びる海面の光の道を画面の縦に通すと、視線が太陽へまっすぐ導かれます(→ リーディングライン構図)。太陽そのものを大きくは写せない分、色と線で見せるのがスマホの勝ち筋です。
構図辞典三分割法この構図のくわしい解説を見る →
構図辞典リーディングライン構図この構図のくわしい解説を見る →
「顔を出す瞬間」は連写で
太陽が水平線から顔を出す瞬間は数分で終わり、位置も刻々と変わります。連写で撮っておき、いちばん良い高さの1枚を後から選ぶと確実です(→ 連写の使い方)。日の出の少し前(空がいちばん焼ける時間)から撮り始めるのがおすすめです。寒さでバッテリーが減りやすいので、スマホは直前までポケットで保温を。

まずこれだけ
30分前に現地へ。グリッド線で水平線を下の横線に合わせ、太陽近くの空をタップして明るさを下げる。顔を出す瞬間は連写。人のシルエットと海の光の道を入れれば、太陽が小さくても伝わる1枚になります。
よくある質問
太陽が白いかたまりになって、空の色が消えます。
カメラが暗い周囲に合わせて明るくするため、太陽まわりが白く飛んでしまいます。太陽の近くの空をタップし、太陽マークを下にスワイプして明るさを下げると、朝焼けの色が戻ってきます。
太陽を大きく写せますか?
スマホの標準レンズでは、太陽はかなり小さく写るのが正直なところです。ズームで多少大きくできますが画質は粗くなります。太陽の大きさより、空の色・光の道・人のシルエットを主役にすると絵になります。
何分前から準備すればいいですか?
日の出の30分ほど前には現地に着いておくのがおすすめです。空がいちばん焼けるのは日の出の少し前後で、太陽が顔を出す瞬間は数分で終わります。連写の準備と、構図を先に決めておくと落ち着いて撮れます。


