料理写真は三分割法でおいしそうになる|主役の置き方
公開 2026年7月3日
料理を撮ったのに「なんだかまずそう」「素人っぽい」と感じるとき、原因は料理そのものより置き方にあることがよくあります。とくに多いのが、皿を画面のど真ん中にベタ置きするパターン。ここでは、いちばん使いやすい「三分割法」で、料理をおいしそうに見せる手順をまとめます。
なぜ料理に三分割法が効くのか
三分割法は、画面を縦横3等分する線を引き、その線の交点に主役を置く構図です。中央ベタ置きだと構図が固くなり、料理が「証明写真」のように見えがちですが、交点に寄せると視線に自然な流れが生まれ、空いた側に余白やドリンクを添える余地もできます。結果として、同じ料理でも「お店の一皿」のように見えます(→ 三分割法とは?)。
構図辞典三分割法この構図のくわしい解説を見る →
スマホでの手順(3ステップ)
まずグリッド線を出します。画面に9マスの線が出たら、料理のいちばん見せたい部分(オムライスならケチャップ、丼なら具の山)を交点の1つに合わせます。次に、少し引いて対角側に空きを作り、そこにドリンクやカトラリーを脇役として添えます。最後にピントを主役に合わせ、明るさを整えれば完成です。
高さのある料理は斜め45度、平らな料理は真上から。どちらの角度でも「主役を交点へ、対角に脇役や余白」の型は同じように使えます。
iPhone・Androidでのグリッドの出し方
三分割法はグリッド線を出すのが第一歩です。出し方は機種で少し違います。
iPhoneは、設定アプリ →「カメラ」→「グリッド」をオンにすると、カメラ画面に9マスの線が常に出ます。カメラアプリ内にスイッチはないので、最初に設定でオンにしておきます。
Android(Pixel・Galaxy・Xperia・AQUOSなど)は、カメラアプリを開いて設定(歯車マーク)や「その他」メニューから「グリッド」「グリッドライン」をオンにします。機種によって「3x3」「方眼」など種類を選べることもあります。三分割法には3×3のグリッドを選んでください(→ グリッド線の出し方)。

よくある失敗と直し方
主役を中央に戻してしまうのが最初のつまずきです。グリッドを出しても、つい真ん中に合わせたくなりますが、交点まで思いきってずらすのがコツ。脇役を入れすぎると、どれが主役か分からなくなります。ドリンクや小鉢は「1〜2点だけ・小さめ・ぼかし気味」に。皿が傾くのも惜しいので、テーブルの縁をグリッドの横線に合わせて水平を取ります。寄りすぎて交点が画面外になると三分割が崩れるので、主役の全体が入る程度に少し引きます。
いろいろな構図で見比べる
同じオムライスでも、三分割法・中央に置く日の丸構図・斜めに流す対角線構図では印象が変わります。下のギャラリーで見比べると、「交点に置く」効果が分かりやすくなります。
/ja/try で三分割グリッドを重ねて撮る
交点の感覚は、実際に構えるといちばん早くつかめます。構図ファインダーの三分割フレーム(/ja/try?frame=rule-of-thirds)を開くと、カメラ画面に三分割のグリッドが重なります。主役を交点に寄せながら、対角の空きの見え方を確かめてみてください。
まずこれだけ
グリッド線を出し、主役のいちばん見せたい部分を交点に合わせ、対角にドリンクや余白を少しだけ添える。テーブルの縁を横線に合わせて水平を取れば、いつもの料理がぐっとおいしそうに見えます。
よくある質問
料理は真上と斜め、どちらから撮るのがいいですか?
平らな料理(ピザ・お弁当・盛り付けを見せたい丼)は真上、高さのある料理(パフェ・ハンバーガー・ラーメン)は斜め45度が向きます。どちらの角度でも、主役の皿をグリッドの交点側に寄せると、三分割法の効果は同じように出ます。
交点に置くと、料理が端に寄って寂しくなりませんか?
空いた側に、ドリンク・カトラリー・小鉢などを「脇役」として少しだけ入れると、寂しさが消えて物語が生まれます。全部を主役級に大きく入れず、脇役はぼかす・小さく写すのがコツ。空きに湯気や光を残すのも効果的です。
どの交点に置けばいいか迷います。
主役の「向き」で決めます。オムライスの尖った先やスプーンの向き、ラーメンの具の高い側が向いている方向に空きができるよう、反対側の交点に置くと自然です。迷ったら、明るい光が来る側を空けて、その反対の交点に主役を置いてみてください。





